弟と私

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今年も冬がやって来た。私が今過ごしているところは雪があまり降らないところ。20歳まで過ごしていたところは、毎年30センチ以上積もるところでそれがなくなると歩くの楽だなぁとか少し寂しいなぁと思う。 私には、歳の離れた弟がいる毎年雪が積もると寒さなんて感じていないかのように雪の中をはしゃぎまわっていた。 高校までは、それに付き合っていたが卒業後2年間は家を離れ一人暮らし。その後は友達と都会で暮らしている。 遠く離れた故郷のことを考えてしまうのは初雪のニュースを見たからだろうか。 今にして思えば高校生くらいから感情の機微が少しずつだが減っていった気がする。涙もろくなったような気もするがそれ以外だ。小さな頃は、ただ息が白くなっただけで友達と 息が白くなったね。もう冬だね。 今年は雪どれくらい降るのかなぁ。 などと話していた。でも今ではそんなこと微塵も思わなくなってしまった。 最近都会で暮らして便利さはあるが少し疲れてしまったな。と考え始めてしまったいた。だから弟を思い浮かべてしまったのだろう。歳が離れている分弟は本当に可愛くて大好きだ弟にどう思われているかはわからないがまた一緒に遊びたいなと思う。 体力は、無くなって来ているからお手柔らかに頼みたいところだけれど…今年は無理そうだから来年帰ろうかそうしよう。弟の大好きなお菓子でも持って都会でこんな事があったんだよ。と話して雪合戦やかまくらや雪だるまを作ろう。 そしてこの渇いた心に君のキラキラと輝く世界のお話を聞かせて。 私も少し童心に戻れるかもしれないから。 疲れたよーっておねぇちゃんが言っても根気よく外へ連れ出して強く強く手を握って一緒に遊ぼう可愛い可愛い私の弟。
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