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「なっ?!」
もちろんそんな事など想像だにしていない彼は面食らったまま動けなかった。
が、彼が何かをする前に【鷲峰】が勝手に動き、彼をかばうかのように白い壁となっていた。
「あかん。にげっ!」
そう漏らしたのは、当の陽一だった。
それに反応するはケイだ。
すぐさま、彼女は彼を横抱きにしその場から飛びのいた。
その瞬間、彼を守るように展開した【鷲峰】がもろくも貫通し、濡れながら散り散りになっていった。
「て、てめぇ!」
その光景をまじかで見ながら、彼はさらに激高した。
「よくも大事な仲間を!!」
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