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怪士の世界でいけば……増えるというのは人間にとっては、悪い面ばかりが増えていくのは仕方の無いことだろう。
今までに無いくらい仕事の量が増えていく中、二人は舞い込んできた。
いびつな二人。
人間と半怪士のコンビ。
当初、京都屈指の実力者である穂積家から連絡があったときは耳を疑った。
"怪士嫌いの陰陽師崩れを預かってほしい"
怪士の全てが人間に害しているわけではなく、役に立っている者もいれば、こちらのように中立を守って陰陽師組織”華峰院家”と繋がってもいる。とはいえ、最初から怪士嫌いという情報をもらっていたので警戒もした。実際、いろいろとトラブルは経験したのだが……
慣れればそれほど、悪い人間でもなかった。
要は生い立ちの問題だ。
そして、彼が探している怪士……
その情報が入ったとき、彼はどうするのだろうか?
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