四頼 背後にご注意

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 その様子はにんまりと鍋嶋は見ている。 「いつ見てもええね」 「世辞よりも、金がほしいわ」 「ははっ、無欲なくせに」  そう彼女はいうと、ぽんっと陽一の肩を叩き先に外に出て行ってしまった。  長い夜になりそうだった。
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