七頼 半分の枷

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 地面に転がる。  こんなつもりはなかった。  とはいえ、自信があったわけではない。  覚悟はした。  そのつもりだった。  でも、それがどれほどの者なのかなど、想像したことなどない。  足りない。  なにが?  全てがだ。  血筋だけで生きていけるような世界ではない。  それを教えてもらった。 「ま、まだ……」
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