七頼 半分の枷

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 彼女は咄嗟に小太刀を一本投げた。  完全に動きを止めていた狼男は、それを回避することが出来ず、爪ではじき返す。  その一瞬の時が勝敗を分けた。  息を大きく吸い込んだケイの口から紫の炎が吐き出された。  凶悪な妖気をまとう炎は瞬く間に狼男を包み込む。  彼女は咄嗟に小太刀を一本投げた。  完全に動きを止めていた狼男は、それを回避することが出来ず、爪ではじき返した。  当然、強制的に次の一手が塞がれる。  その一瞬の時が勝敗を分けた。  息を大きく吸い込んだケイの口から紫の炎が吐き出された。  凶悪な妖気をまとう炎は瞬く間に狼男を包み込む。
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