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美しかった。
想像を絶する何かを感じる。
例えそれが水晶の中に映る姿だとしても……
何かが自分の中で壊れる。
自然と頭を垂れた。
「では、協力して頂けるのですね」
流暢なノルウェー語……水晶を持つ男の見た目は完全に東洋人のそれだった。
もとより頷くより選択肢などなかった。
本心ではなかったはずなのに……
「私達はあなたの力となります」
私の心はこの瞬間に奪われた。
とうの昔にこの地に未練などない。
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