私は貴方に出会って初めてぬくもりを知りました

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新年明けましておめでとうございます。本年度も記憶の彼方にを宜しくお願い致します。 番外編も25作品目。記念すべき四半世紀の回の主人公はお待ちかねの綾花さんです。 妹弟「お姉ちゃん、おめでとう。」 「みんな、ありがとう。」 父「お姉ちゃんの初めての主役なんだ。わかってるよな?作者。」 母「そうですよ。もし茜ちゃんみたいなことがあったら、わかってますよねぇ。」 「こら、両親。黒い霧を出して近づいてくるんじゃない。」 「で、お題は?」 「ずばり、『ぬくもり』です。」 父「なんだ、そんなもの生まれたときからずっとあるじゃないか。」 母「裕ちゃん、ここでは家族のぬくもりじゃないんじゃない?」 「そうです。貴女が家族以外のぬくもりを感じた時のお話をお願いします。」 「そんなの、決まってるじゃない。」と言って、私は夫を見る。スーパーヒットグループ「GAKUTO」のボーカリストの旦那様。しかし、いつもクールな彼は、3人の娘にじゃれつかれて、デレデレしっぱなし…。 妻の晴れ舞台なのに…。何私をほって子供達と遊んでるのよ。 「ぎゃあ。」私の霧で潰れる旦那。「パパ?」「お父さん?」「大丈夫?」いきなり潰れた父親を心配な娘達。 母「あやか、子供にやきもちやいてどうするの?」母が叱りにきた。だがしかし、お母さんは私にそんなことを言う資格はない。 「散々私にやきもちやいて、お父さんを潰していたおかあさんに言われたくないわ。」 はる「そーだ。ママはいつもパパを潰していたじゃん。」 ほの「おかあさんとお姉ちゃんは100%母娘だわ。」 しゅんと引き下がる母。私も気を付けよう。 「あのぉ、そろそろ…。」 あやか「あっ、ごめんなさい。私のぬくもりね。私が初めてぬくもりを感じたのは…。」 登場人物 嶋田あやか。高校2年生。女子中高生と歩んできたため、男は家族、親戚としか話したことがない。 城ヶ崎岳斗。山口グループより彗星の如く現れたスーパーグループのボーカリスト。三重で初めて行ったライブで運命の出会いが訪れる。 嶋田舞花。中学2年生。綾花の妹。茜の元で厳しい?レッスンをうけ、14歳でデビュー。あかね、あやめの渾身の1曲で売上ランキングを独占している。 萩原優菜。高校2年生。綾花の親友。綾花と約束をした親友。勉強では綾花と首位を争う。 米原癒月。高校2年生。綾花の親友。マイカのコンサートに綾花を誘う。
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