高滝神社と高滝霊園

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理沙は2枚の公図があるから、まだまだ先に進めると考えていた。しかし道のりにして50メートルも歩かないで6尺道路は終わっていた。 えっ!道が、道がないわ、コンクリートの堤防だ… 理沙は目の前の光景を見て愕然とした。まさか高滝ダムがこんなに近くに、あるとは思わなかったのだ。 大きなダムね、これじゃあ、右にも左にも進めないわね… 理沙は高滝ダムの堤防から顔を出して、外灯の明かりが見えるかもしれないと期待したが、人口的な明かりは見えなかった。コンクリートの堤防をよじ登ることは可能で、堤防の幅も2メートルほどあるが 広葉樹林の葉が多い尽くしていた。無理をして歩くと足を滑らしてダムの中に落ちる危険があった。     タメだ、戻るしかないわ… 高滝公民館の和室で、もっとゆっくり高滝ダム建設書類を見れたらと悔やんだが、あのレイプマン黒田明が追って来たから仕方がない。30年以上経過している昔の古い2枚の公図は、土地の状態が変わり使い物にならなかった。
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