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高滝神社か、そうだ、高い所に登れば周辺のことが、わかるはずだわ…
公図にも記載されている高滝神社を見て、理沙は高滝神社に登る決心をした。深夜の神社は恐いとか言ってられない。歩いて来た6尺道路をたどり、高滝神社前を目指した。
高滝神社の鳥居前は、6尺道路から9尺道路に出たすぐの右側にあった。鳥居前だけは車が駐車するスペースが3台分ぐらい空いていた。
理沙は高滝神社の鳥居の門をくぐり抜けながら、後ろを振り帰った。
あの公民館からまだ、50メートルぐらいしか離れていないわ、あいつの車が砂利道を走って来たらすぐにピンチじゃない…
理沙は用心して左手に持っているロウソクの炎を消して、公図と一緒に黒いハンドバッグの中にしまいこんだ。
鳥居の門から高滝神社の始めの石段までは、20メートルほど離れている。理沙は用心して小走りした。ほぼ同時に車のエンジン音が聴こえた。
あいつだ、あいつが探しているんだ、身を隠さねば…
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