5.ゆっくり進むお付き合い

5/14
433人が本棚に入れています
本棚に追加
/188ページ
集合場所に集まって点呼をとったら解散。 解散してからは先輩とデートをしました。 手をつないで歩くだけでまだまだドキドキ。 『なんで食べてばっかりって知ってたん?』 『3回見かけてな、 その度に違うもの食べてたから。 あれからまだ食べたん?』 『ううん! パフェのために我慢したよ!!』 『エライやん。』 透先輩は目を細めて にっこり笑ってくれました。 はー。 きゅんきゅんしちゃう。 この優しい笑顔が大好き! って言えないから心の中で思うだけ。 お目当てのお店でパフェを食べて 少し2人でブラブラしました。 『先輩、御守り買った?』 『買ったで。なんで?』 私はカバンから御守りの入った木箱をだして 透先輩に渡しました。 『透先輩が志望校に合格できますようにって ちゃんとお願いしてきたから、 これも持っててください。』 『マジでー? ありがとう! リホからもらった方が めっちゃご利益ありそうやな! じゃあ、俺が買ったのはリホにあげよ!』 『ホンマに? やったぁ!ありがとう♪』 『俺も。めっちゃ勉強頑張れそうやわ。 ありがとう。』 『その前に総体もあるよ。 頑張ってね。』 先輩たちの高校最後の総体はもうすぐ。
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!