第2章 空の歪み

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「ここは何処なんだ 教えて欲しい・・・」 俺は、素直に訪ねた! 「昨日の夜、気が付いたら、ここの駅に着いていて・・・・」 「駅って?」と母親に聞かれた!」 「ここより5百メートルぐらいの場所にあったんだ?・・・」 と答えた? 「え・・・あそこはかなり前に駅が無くなり・・・・それに、電車なんて動いて無いわ」 「そんな馬鹿な!」 俺は唖然とした! しかし、見るもの全て驚愕する物ばかりだが、不思議と受け入れる事が出来た。 「信じてもらえ無いかも知れないが、俺は別次元、別世界から来たのだと思う・・・」 「だから、衣服も髪型も違うんだ!」 少年のレオが声を弾ませて話し掛けてきた。 確かに違うと俺も思った。 大きく違うのは服装であり、男女に区別が無く多少赤系が女、青系が男であり、ズボンと上着が一対物である。 例えば、夏に男が着る甚平の様だ。 この世界はあまり寒くないみたいだ! それは不規則に「歪む」空に光が差し込む時、かなりの暑さを感じたからだ。 髪型は男女ともに短髪で、多少女性の方が長く、四十ミリぐらいにまとめてあり、耳には大きめなピアスを付いて女性らしさを象徴させていた。 男性は屍を見ていたせいで、誰もが、短髪だった事が脳裏に焼き付いていた。 かなり刈り込んでいて、長くても二十ミリ「リク」は十ミリぐらいになっていた。 レオは丸坊主に近く二~三ミリで俺の脳裏にドラゴンボールのクリリンが通り過ぎた。 そして気になっている「首のリング」の事を聞いて見た・・・・ アクセサリーなのだろうか? 真っ白なリングには、三桁のカウント表示が付いていた。 「そして、リクの首にそのリングが付けていた…何故なんだ…」 俺は心の奥底で自分がかなり無神経で、残酷な人間である事を感じていた。
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