第1章 ちがう世界へ

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主な登場人物 主人公 久我山 涼…涼(この世界) レオ…(ちがう世界) テク…レオの父 (ちがう世界) イマ…レオの母 (ちがう世界) リク…レオの伯父 (ちがう世界) シン…レオの祖父 (ちがう世界) ロイ…ちがう世界から来 た魔物? (ちがう世界) ヨウ…ロイの相棒 (ちがう世界) 河合 剛…剛(この世界) 加納のりか…剛の 恋人 (この世界?黄泉の国?) キョウコ…ロイの恋人 (この世界) 生暖かい風が全身に当たり息苦しさを感じ目が醒めた。 眠ってしまったようだ。 そこは電車の中だった、何も考えることなく、薄暗い室内の蛍光灯を眺めていた。 四本の蛍光灯の内、一本は短い周期の点滅をせわしなく繰り返し、もう一本は約30秒周期の点滅を繰り返していた。 目が醒めてから、何かの暗示にでもかけられたように、一点を眺めていた・・・ そんな時、頭の中のどこかで「ここから出ろ!」と誰かが叫んだ! それは、確かに聞こえたが、声とも、音とも思えなかった。 その「ここから出ろ!」が頭に感じて、我に戻り、押し出されるように車外に出た… ホームに足をかけた瞬間、後ろにあった電車がイリュージョンを観ているかのように消えていた! 身体全身に恐怖を感じ、悪寒が走った。
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