第3章 レトロウイルス!

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第3章 レトロウイルス!

「なんか変じゃないか?」 「あまりにも都合よく出来過ぎている!」 俺は陰謀めいた策略を感じていた。 「それで政府関係者も四十九歳になるとリングを付けるんだよな?イマ・・・」 「それがその様な事は無いのよ…」 イマが拍子抜けした口調で答えた。 「え、どうしてだ!」 回答はわかっていたが、言わずにいられなかった! 「国を預かる人間は特別で、限定された特殊な洗浄ワクチンを飲むことができるのよ・・・・」 「なんじゃそれは~」 俺は怒りを通り越し、呆れていた。 「おかしすぎる、国民にも何故洗浄ワクチンを与えられないんだ?」 「私も国民みんなも、そう思っているけど、反対出来ないのよ」 「何故だ!」 俺は現状をわかっていたのだが!怒りと共に質問していた。 「人が増え過ぎ、食糧が刻々と無くなって行く、国民のワクチンを創る余裕も無いのよ!・・・」 イマは半分、理解していなかった。
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