50人が本棚に入れています
本棚に追加
/92ページ
第3章 レトロウイルス!
「なんか変じゃないか?」
「あまりにも都合よく出来過ぎている!」
俺は陰謀めいた策略を感じていた。
「それで政府関係者も四十九歳になるとリングを付けるんだよな?イマ・・・」
「それがその様な事は無いのよ…」
イマが拍子抜けした口調で答えた。
「え、どうしてだ!」
回答はわかっていたが、言わずにいられなかった!
「国を預かる人間は特別で、限定された特殊な洗浄ワクチンを飲むことができるのよ・・・・」
「なんじゃそれは~」
俺は怒りを通り越し、呆れていた。
「おかしすぎる、国民にも何故洗浄ワクチンを与えられないんだ?」
「私も国民みんなも、そう思っているけど、反対出来ないのよ」
「何故だ!」
俺は現状をわかっていたのだが!怒りと共に質問していた。
「人が増え過ぎ、食糧が刻々と無くなって行く、国民のワクチンを創る余裕も無いのよ!・・・」
イマは半分、理解していなかった。
最初のコメントを投稿しよう!