挿絵を上げてみました。

歴史絵・白拍子

たまには、こんな感じで・・・💦説明すると、白拍子とは昔のアイドルみたいなもので。つまり、芸能界の芸能人です。で、自分を売り込むってのも大事で、それを「推参」と言います。

平清盛は祇王という白拍子にゾッコンラブだったんですが、そこに駆け出しの白拍子「仏御前」が推参・・・「私を見て！」とやってきました。
清盛は祇王がいるので、仏を見ずにいわゆる門前払い。
でも、祇王が芸の道は険しいと知っているので、「見るだけでも見てあげて」と進言します。清盛はラブリー祇王の言う事なので、「じゃあ、見るだけね」と見た結果、今度は若くて綺麗な仏にラビューンになり、なんと古株の祇王を追い出してしまいました。
それで祇王は虚しくなって、妹の白拍子・祇女と母親と共に、京都嵯峨野のいわゆる「祇王寺」で出家。三人とも尼になりました。
そこに、門前払いだった自分を見るよう取り計らった祇王のようにいずれは清盛が捨てるだろうと虚しくなった仏御前もやってきて、こちらもまた尼になります。

猛きものも終には滅びる＝諸行無常の話でした。