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あるところに、かばさんという、かばがいました。
かばさんは、ちょっとおばかな、かばさんです。
そのため、おかあさんは、かばさんにいろいろとおしえました。
ですが、おばかなため、かばさんはなかなかおぼえてくれません。
どうしたらいいのかと、おかあさんは悩みました。
おかあさんは、とにかくわかるまであきらめずに根気よくつたえることにしました。
なんども、なんども。それでもかばさんは、なかなかおぼえられませんでした。
おかあさんは、それでもあきらめません。
そんな、おかあさんをかばさんはずっとみていました。
そのままでは、だめだとかばさんは思ったので、しっかりはなしをきこうとおもいました。
いままでの、なんばいも。一語一句しっかりとききました。
そうしたら、いままでわからなかったことが少しづつだけわかるようになっていきました。
かばさんは、ちゃんとはなしをきくということが大切だなと学びました。
十年後かばさんは、立派なかばさんになり、おかあさんの教えをほかのひとにおしえていきました。
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