愛を叫ぶ

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黙っていれば結局俺の所にオファーが来るのかも知れない。 だけどそんな事をしたくは無い。 青いと言われようが馬鹿だと言われようがそんな事はどうでもいい。 「ふざけんなよ。」 「はい?」 「音楽舐めるのも大概にしろよ。」 「ちょっ!?宮本!」 会社の仲間が止めに入るが悪いが止まらない、止めるつもりもない。 「歌い手が安いのは分かるけどな、適当に曲作れって言われて、はいそうですかって作れる訳ないだろ。それならタイアップ曲の方がまだいい。」 「ホモが何を言ってもしょうがないでしょう?」 「それがふざけんなだ。俺がホモでそもそも手前に迷惑かけたかよ。そもそも不特定多数ってそんな面倒臭え事する訳ねーだろうが。」 吐き捨てる様に言う。 どうせこれで辞めるんだ。社長には悪いが言いたい事は言わせてもらう。 「あなたに何ができるって言うんですか?」 「は!?」 「あなたを使うよりアマチュアの動画製作者を使った方がマシだと言ってるんですよ。」 「やってみないと分かんないだろ!そんなもん。」 プロデューサーは長い溜息をついた後言った。 「それでは作ってもらいましょうか? 条件は2つ。 一つは歌い手は先ほど言ったミヤヴィを使う事。若い女性の人気が欲しいですからね。 もうひとつは期日は明日。     
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