永久機関は愛を紡ぐ

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曲が終わると圭吾さんにヘッドホンを外されて「どうだった?」と覗き込むように聞かれた。 ああ、多分真っ赤になってしまっている事に気付かれた。 「あー、クソ。今日は色々と歌ってもらおうと思ったんだけど。」 「ご、ごめ。」 「ああ、違う。樹はなんも悪くない。堪え性の無い俺が悪いだけだから。」 と耳を食まれる。 先ほどまで圭吾さんの歌声を聞いていたその余韻の残る耳を甘噛みされて、ふぅふぅとくぐもった声が漏れてしまう。 「明日、休みだよな?」 耳元で重低音で囁かれ、ただ首を上下に振った。 「じゃあ、ベッドルーム行くか。」 俺の返事は決まっている。それはきっと圭吾さんも知っていてそのまま俺の返事を待つことなく俺を抱き上げるとベッドルームへと向かった。 END
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