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ヤダと言いたかったのに、口内をこすられ過ぎた上に、まだ咥えている所為で滑舌が恐ろしく悪くなってしまった。
でも、もっと気持ち良くなって欲しくてそのまま圭吾を深く咥え少しだけ吸い上げる様にした。
ドクリと痙攣するように震え、圭吾さんが達した。
全部飲みたいと思ったけど、思いの外量が多いのと勢いが想像以上で嚥下出来たのはごくわずかだった。
慌てた様に圭吾さんが引き抜くと、ケフケフと軽い咳こみが出た。
口元に当てた手に精液がこぼれる。
もう一度舐め取ってしまおうかと思っていると、焦った様な圭吾さんがティッシュを差し出した。
「無理して飲む事無いから。」
俺の手を拭きながら圭吾さんは言った。
「無理して無いですよ?圭吾さんの飲んでみたかったので。」
俺がそう言うと圭吾さんは顔を真っ赤にした。
「……寝室行こうか。」
絞りだす様に言ったその声がかすれていて、下半身が疼くとでも言うのだろうかその声を聞いて俺も堪らなくなり、そっと差し出された手に自分の震える手を乗せた。
了
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