君と愛を唄おう

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差し込まれた舌が俺の弱いところ、舌の裏側と撫でるように舐められる。 直ぐに口は離されたけれど、多分俺の顔は真っ赤だろう。 「ごめん。また俺、勝手に追いつめられてたみたいだ。」 圭吾さんが済まなさそうに言った。 それから、やっぱり一緒にライブ行くかと言ってもらえて大げさな位大きく首を縦に動かしてしまった。 練習もいっぱいしような。 と笑いかけられて、思わず目の前の厚い胸板にすり寄ってしまった。 ゴクリと唾を飲み込む音がして見上げると、圭吾さんが雄の顔をして見下ろしていた。 「飯、後で良いか?」 吐息交じりの甘やかな低温に囁かれ俺は圭吾さんをそっと抱きしめ返した。
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