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「大ちゃんの気持ち、すごく嬉しい。やっぱり今日会えて、本当に良かった」
そんな事を言われれば、単純なもので、それまでの不満もどこへやら。
真友子の笑顔に、大祐もなんだか嬉しくなる。
「僕も、まぁゆ大好きだよ」
そして、真友子をそっと抱きしめ返した大祐の胸に顔を埋め、少しくぐもった彼女の声が溜息交じりに言った。
「あぁ、やっぱり大ちゃんとずっと一緒にいたい」
彼女の温もりと柔らかな声と暖かい言葉に、大祐の胸に幸せが広がる。
だから大祐は、腕の中の真友子を更に抱きしめ心の中の言葉を素直に
口にした。
僕も、まぁゆとずっと一緒にいたい。
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