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「あの頃は、絆はまだまだ子供だったから、
絆が大人になるまで待とうと思ったけど、
もしかして、絆、まだお子ちゃま?」
「は? 失礼ね!
立派な大人です!!」
「そうだよな。
好きでもない奴と割り切って付き合えちゃう
くらい、大人なんだよな。」
なんか、すっごく棘があるんですけど。
「じゃあ、仁くんは、どうなのよ。
いくら海外の生活が長いとはいえ、ここは
日本なのよ?
いきなり女の子に抱きつくなんて、
セクハラよ。」
「くくっ
そうか。
じゃあ、今度から、『今から抱きしめるよ』
って宣言してから、抱きしめる事にするよ。」
「ええ!?
そういう問題じゃない。」
「ま、いいや。
絆、そろそろ出番。いくよ。」
「え!?」
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