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「結論からいえば可能じゃ。むしろその才能は既に記憶や年齢と交換されて対価は払っているようじゃ」
「それじゃ、使う方法を教えてくれますか」
この時、メゾルテは目を見開いてライトに問う。
「構わんが元の世界には戻れなくなるぞ?」
「どういう意味です?」
堅苦しい空気を嫌ったのかルグランが話し始めた。
「あー、説明するわ。種族が5種あるって言ったよな?デイジを得るにはそのどれかに属さないといけないのよ。ちなみは俺たちはコウボクの民だ。で、種族に属するためにはその種族の神と精神を繋げないといけない。これをやるとしばらくこの世界から出ることが出来ない。」
「しばらくってどのくらいです?」
「それはわからない。1年の者もいれば10年の者も。死ぬまでの者も当然いる。おれは24で可能になったが稀なケースらしい」
「確証はないってことか。。。」
「そして他種族と闘うことにもなる。そうなればいつ死んでも不思議じゃない。」
「ふぅ、残念です。帰れないのは困る。とりあえずデイジってやつは保留にする。」
ライトの言葉を聞いたルグランは次に驚くことを言った。
「そうか、じゃあ、ここから出て行ってくれ。悪いがコウボクの民以外はここに住むことは出来ない。」
思ってもいなかった展開だったはずだが、ライトは冷静に答える。
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