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「ここが自分がいた世界とは違うのは理解できた。なんせ生活習慣や服装が違い過ぎる。どちらかというと中世くらいの服装だし、建物も基本木造。電気はない。何時代だよ。そもそもデイジってなんだよ。ルグランの拳は青く光っていたし、途中であった連中は剣のような形のものを出していた。この町のところどころに武器はあったが。そもそも、時代感は違うが身に着けているものや武器、素材、建物。全て自分が住んでいた世界にあっても不思議じゃないものばかりだ。異世界といえどもパラレルワールド的な感じなのか?
夢ならそろそろ覚めてくれないかな。でも、若返ったのはちょっと嬉しいかな。体がすごく軽い感じで楽だ。この若さならさっきのロリーナだっけ?あの子とも釣り合うな。
あー、いかんいかん、俺おっさんだったわ。もはや犯罪者の仲間入り寸前だ。とにかく明日からどうするかだ。水はところどころにありそうだからたぶん大丈夫だろう。あと武器とかzzz。。。」
翌朝、バツが悪そうにルグランが近付く。
「昨日は冷たい言い方して悪かったな。これ持っていきな」
ルグランはそう言いながら長剣を1本渡してきた。
剣を受けとるライト
「助かります。武器が欲しいなって思ってたんだ。」
「動物に使うのはいいが、人には使うなよ。あっという間に折られてしまうぞ」
「はい。」
ロリーナがライトの元に近付く。なにやらカードのようなものだ。
「ライトさん、メゾルテ様がこれを。。。」
ルグランがそれを見て羨む。
「お、封印カードじゃん」
「これは?」
ロリーナはライトに丁寧に教えた。
「移動のデイジが封印されています。移動先はココになっています。必要な時はこのカードを開くと一瞬でココに来ることが出来ます」
「凄いな。。。そんなことも出来るんだ。ありがとう。」
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