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「ふっ……あっ……」
紅く色付く胸の突起に、意思を持った舌が這う。右を舌先でちろちろと弄ばれて、左は指先で捏ねられ、摘まれて
最初何も感じなかったそこは、繰り返し与えられる刺激に徐々に感度を増していった。数分経った今では、かかる吐息にすらも敏感に反応してしまう
「ここ、何度も弄ってたら性感帯になるって」
「っ、どこの情報だよ、それ」
「ネット」
突起を軽く甘噛みされた刹那、足の爪先から脳天まで一気にピリリッとした刺激が駆け抜けた
半勃ちどころか既に限界まで張り詰めたものが痛くて辛い。さっき出したとは思えないそれは、さらなる刺激を求めて先走りに濡れていた
唇をきつく縛っていた筈なのに、気を抜いたら直ぐに甘い声を上げてしまう。浴室内はちょっとの音でも反響するから、絶対に声に出したくないのに
突起を優しく、時に強く吸われると、唇を縛る筋肉が緩んでしまう
「いっ、うっ……ん、」
「やり方とか、結構色々調べた。ほんとはずっと、こうしたかった」
「これっ、だめっ……」
「さっきからそればっかだな」
「だって……んっ、んっ……」
溶けた声が吐息と一緒に漏れ出るのが堪らなく恥ずかしい。耳を塞ぎたい。今だけ音を遮断したい
もう、自分の力で立ってるのも、辛い
「あっ……も、しつこいっ……」
「悪い。反応返してくれんの、嬉しくて」
「んんっ…… ! 」
また噛まれた。今度は、先程とは反対の胸の突起を。俺はまた、面白いくらいに身体をピクつかせて、仰け反らせて
悪いと思ってんなら、何でやめないんだ
と、抗議したいけど、次々に与えられる甘い刺激に思考はどんどんバカになっていく
「もっ、下、キツい……」
この時俺の中では、羞恥心よりももどかしさと触って欲しい切なさでいっぱいになっていて
触って欲しいと言わんばかりに自分のものに隆太の手を充てがって緩々と上下に動かし、普段の俺が見たら間違いなく卒倒しそうな程、はしたなく隆太を誘っていた
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