追加文

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何故かはわからないが、膝が崩れた。足に力が入らず、関節が緩んで、隆太に支えられないと立ってられなくて 現状が一向に理解出来ず、訳がわからないと、頭には幾つもの疑問符が浮かんだ 「もう一回、な」 「ちょ、まって、なに、これ……っ、んぅうっ!」 ちょっと、まって まって まって 今の、なに 何だこれ。何だこれ。だって、身体が、勝手にっ…… 「っ、隆太、ちょ、や、ぁっ……」 反射的に逃げようとするも、腰を支える隆太の腕がそれを阻む 壁についた手で必死にもがくけど、快楽とも呼べるそれを前に、抵抗という抵抗など出来る筈もない ここというのは、恐らく前立腺と呼ばれる場所だろう。前立腺については、ネットでさらりと読んだだけ。どんな風になるかとか、もっとちゃんと調べればよかったと今更思っても後の祭りで 「あ、やめっ、待って、待って」 「そんな、気持ち良い?」 「ちが、気持ちいい、とかじゃっ……!なんか、変っ、とにかくそこっ……!ひっ、あっ」 そう、指だけでこんなに反応するなんて信じられなかった。俺は違う違うと、何度も首を横に振る そんな俺を、隆太の指はお構いなしに攻め立てる。恐らく既に一本ではない中で動くそれに、ぐちゃぐちゃになるまで掻き回されて思考の全てを持っていかれて ぐちゅ、ぐちゅと浴室内に木霊する音が何とも卑猥で、耐え難い ロではやめて欲しいと鳴くけど、身体は見るからにやめないでと言っていて その場所が隆太のものを受け入れられるくらいになるまで、じわじわと快楽の海へ引き摺り込まれていった
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