追加文

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「んっ、んーっ、ふぁっ、あっ」 淫靡なキスで程よく力が抜けた身体に、割るようにそれは押し入ってくる 苦しい。さっきとは比べものにならない圧迫感に、息が詰まる 唇が離れた瞬間、俺は酸素を取り込む為に大きく口を開けた。だらしなく開いたロの端からは、絶えず二人の唾液が溢れ落ちていった 「はっ、ふぅ……ぅっ……」 「苦しいか?」 「ん、だい、じょぶ……」 「あともうちょいだから」 「んっ、んんんっ……!」 「ほら、太一、ゆっくり息吐いて」 「んあっ、ぁ……ぅ……」 全てすっぽりと飲み込んだと同時に、俺は軽く達してしまった。身体が小さく痙攣するのを止められない。火照った背中に何度かロ付けをされ、甘い快感にただただ打ち震えた 「っ、太一……やっと……繋がれた」 どこか切なさを孕み、噛み締めるように紡がれた言葉に、ギュッと胸が締め付けられた。それはもう、痛い程に ああ、そっか 俺今、隆太と一つなんだ。一つに、なれたんだ そう実感すると同時に、また、涙が込み上げてきて この時には既に先程まで感じていた圧迫感はなく、ただそこにあるのは、痺れるような甘い甘い感覚だけ 「夢じゃ、ないんだよな」 「……俺も、夢みたいだ。こんなに、嬉しいものだったんだ」 ずっと、邪魔だった。二人を分けるもの全てが けど今は、まるで最初から一つのものだったみたいに、熱も、匂いも、細胞すらも深くまで混ざり合ってて 俺は多分、ずっとこの時を待ってたんだろう 嬉しいと、心が叫んだ 「太一……好きだ」 「……っ……うん」 「今、すっげぇ、幸せ」 「俺も、幸せだ」 心臓の最深部に宿った熱が全身へ広がっていく どうしよう。俺、ますます隆太の事好きになってく。幸福感で、全身が満たされていく
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