一幕 彼女との邂逅(であい)

2/2
前へ
/3ページ
次へ
人間はつまらない生き物だ 人は一人一人の物語があり人生の主人公という言葉があるが、あれは成功者だけが言える台詞であり それはとても一般人の俺には苦しく胸に響かない言葉だと思っている。 そしてそんなつまらないことをいつも考えているのは俺 「おぐらとものり」 漢字にするするとこうだ「小倉智則」 古臭く昭和臭がする名前だがこの名前を実は気に入っている。 実は最近ハマっていることがある、それはゲーセンのアーケードゲームだ そして今日も何となくゲーセンに行く途中だった... 「???」...が見えていますか?...聞こえますか? ん?俺は気のせいだと思い振り返らなかった 「???」私が見えていますか?智則きこえますか? 段々と声が近くなっていきハッキリ聞こえてくる はっ?なんなんだよいきなり、振り返ったその時だった... なんだよこれ...おかしい何かおかしい 通り道にあったはずの店がない、そして何より何故か昼間なのに暗い お前は誰だ!ふと振り返った先に美少女が居た、それも翼が片方だけ生えた片翼のかわいい女の子 かっ...かわいい! 俺から出たセリフはこれしかなかった。 俺の名前を読んでいたのは君か?君の名前は? 「???」忙しないですよ...はぁ私の名前は「唯」 苗字はない 貴方の名前を知っていたのは監視していたからです。 唯ちゃんか...いい名前だな!俺は智則改めてよろしく いきなりだが監視ってなんのことだ...?俺は悪いことした覚えもないが? 貴方は力を知らないうちに解放していたのです 先日の星降りの騒ぎは覚えておりますか? すまんが俺はその時寝てた...ネットでは見たがそんなになのか? まさか星降りの原因の超本人が知らないとは... ちょっと待て!さっきから力だとか星降りの原因が俺とかどういう意味だ? 貴方は気づいていなかったのですか?貴方から溢れ出る月の力に... 2幕に続く
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加