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鹿児島市の朝
絶世の美女に魅了されその人生を翻弄される
私は父と同じ人生を送っているのではないかと疑問を持った
もっとも父のようにその美女をわがものとする胆力も甲斐性も持ち合わせていないのだが。
珍しく彼女を思って手淫をするとことの他大量に出たことに驚いた
睡眠薬を飲まずに寝ようとする
こうすると浅い眠りに近い状態になる
そしてこの時私はとても高い確率で複数の夢を見る
そのうち2つは記憶が残った
1つは死んで加治木港町の場末のスナックバーの隅っこに置かれたスロットマシンになって、誰かに打たれて楽しんでもらうのを待つ夢
私には存外幸福な夢であった
2つ目は「そんなわけでアタクシはこんなオカマになっちまったもんで・・・」
という落語のようなショートショートをラジオに投稿したものであった。
私はこのショートショートを三輪明宏さんに朗読してもらうのを意図したが、ラジオでそれを朗読したのは樹木希林さんだった
ラジオスタジオのスタッフの声であろう笑い声に私は幸福感を得た
自分の作品が採用されて誰かを笑顔にする
これもまた私には幸福な夢であった
起き上がって私は、よくわかっていない三輪明宏さん
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