箱根駅伝と父と私

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箱根駅伝と父と私

お正月の風物詩と言えば 私は何と言っても 箱根駅伝です 幼い時から父が観ていたそばで私もじっと観ていました 走るコースが地元な為、テレビの情報で父が 「もう、あそこまで来たからいこう!」 と言って車に乗って観に連れて行ってくれました 父は早稲田大学のWのランニングが カッコイイなーとよく言っていました 当時は今ほど、警備も厳重ではなかったので選手の近くで応援できました 私も小さかったのに大興奮していたのを覚えています そのせいか、私はマラソンとか駅伝とか大好きです 父の影響で格闘技系や野球も大好きになりました その父も昨年亡くなり 今年の箱根駅伝は 一緒に応援出来ませんでした きっとあっちの世界で 先に逝った友達とあーでもない、こーでもないとか 言って応援していたことでしょう 優勝は東海大学でした 身内には東海や法政、神奈川大学もいますが やっぱり青山学院大学に勝って欲しかったです 意地をみせて2位に食い込んだのは大したもんだと 思います 青山学院大学もまた、新しい メンバーで新しい挑戦が始まります 私も父がカタチはなくなりましたけどすぐそばにいて 応援してくれていると 感じています 父の事では人が生きる事、死ぬ事を色々考えました あんなに元気だった人も そして、いつかは自分も死ぬんだよってことを肌で 感じました それなら私も新しい私になるべく気持ちも新たに 新しい一歩を踏み出そうと 新しいを連発していきたいと思っているところです 父は強烈キャラでしたけど困っている人は見捨てず 高飛車な人はその鼻をへし折るような人でした 弁論部でしたから、なかなか勝てません 「いい所は真似してダメな所は真似しないでよ」 わかってますよ、お父さん 「あっちの世界でも人気者になってよ、お父さん 女の子にあんまり、くっつき過ぎないようにね」 笑ってますよ、きっと
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