プロローグ

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プロローグ

『Dear マイリア  俺は旅に出る。元々は旅する絵師だから、どうしても世界中を巡りたい気持ちが抑え切れなかった。すまないな。8年間ありがとう。  お前もじき15になる。新しいことを始めるにはいい年齢(とし)なんじゃないか? もちろんここで暮らし続けるのもいい。上級学校に通うのもいい。俺みたいに旅に出るのもいい。旅はいいぞ。  そうだ、お前の失った記憶の手掛かりをひとつ見つけた。から聞いた話だが、お前の家族(きょうだい)がひとり、どこかで生きているようだ。その情報を信じるかはお前次第だし、これから何をするかもマイリア自身で決めてくれ。まあ元気でやってけよ。        byアレン・クロスフラン』
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