プロローグ

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 ひたひたと、音がする。  振り返ってみても、夕暮れの道には誰もいない。人がいた形跡すらない。  なのに、ひたひたと。ほたほたと。  妙にはっきりとした足音だけが、ずっと後ろをついてくる。
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