外界、遠い青

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しばらくうーんと唸っていたセシルだが、考えるのをやめた。せっかく水とクッキーで腹を満たしたのだから、答えの出ないことを考え続けて空腹をはやめるのだけは、避けたかったからだ。 「クッキーは……あと3枚か……。大事に食べないとね」 セシルはボロの寝床の下に、絵本とクッキーをしまった。
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