今にでも死にたい

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社会人になっても、冬になると身を切るような寒さで、死にたくなった。会社への道のりは、アパートから駅まで徒歩一分で、最寄り駅から会社のビルまでは直結して外気に触れることはほぼ無かったが、それでもその移動が辛かった。寒さがこたえた。でも、今日の予定、会議があるから頑張ろうと、一日ずつ乗り越えてきた。

それでも、自分なんかいなくても仕事は回ると気付かされる退屈な日に、死にたいと言う気持ちがもたげて爆発しそうになった。この世からするんといなくなってしまいたい、消えたい、消えたい…。

その時、あ、子供を産んでから死のう、とふと思った。その前に結婚しなきゃと思ってその日はやり過ごすことが出来た。