3 事故当日(実況検分)

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もうひとつやらなければいけないのは、友人と恋人の動向の把握だった。けどもこれは簡単だった。携帯をチェックしていれば事足りる。 そこで私はふと思う。彼女らは五時半の大学で何をしようと企んでいたんだろう?勉強にしろサークルにしろ、そんな時間では非効率だ。ふらちな行為だろうか? 考えても解らないので、あきらめてファミレスへ行く。バイトだ。 私はより多くの金を稼がなければならなくなった。なぜなら車が必要だからだ。なぜなら対向車を追跡する必要が出てきたからだ。 そのために免許を取らなければいけない。私は張り切って働く。ホールでところせましと動き回る。
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