君のことは忘れない 第1話

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交際し始めて、はじめての冬。 クリスマスにデートに行くはずだった。 僕が凛を見つけ、駆け寄った。 僕はデートが嬉しくて興奮していた。 すると横から大型トラックが来ていた。 凛は全速力で走り、僕を突き飛ばした。 グシャリと言う音が聞こえた。 僕は積もっていた雪で無傷だった。 僕はすぐに凛に駆け寄り、抱きしめた。 凛の周りの雪は、赤く染まっており、血の匂いがした。 僕は泣きながら凛を抱きしめた。 そして、中1の冬、凛は人生の幕を閉じた。 お葬式で、僕は号泣していた。 周りの目も気にせず泣いていた。 お葬式の日の夜。 凛が夢に出てきてこう言った。 凛「瀬那、飛び出しちゃダメだよ?そのおかげで私死んじゃったんだからね! 私はそれを言いたくて夢に出て来たわじゃないよ? 瀬那のことだから、これからいっさい彼女作ったりしないでしょ? 私のことは忘れて、もっといい女見つけてね? 私の分まで行きて。 いいお嫁さん見つけてね? バイバイ。 大好きだよ!瀬那! 私はずっと瀬那のそばにいるからね!」 そう言って消えていった。 その後僕には彼女ができ、その後その人と結婚した。 結婚式の最中、凛が祝ってくれてるように見えて、泣いてしまった。 ありがとう。ありがとう。 今では、可愛い双子の子供がいて、幸せな家庭を築いています。
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