空腹感

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 この状況を把握するために僕は何体かのモッツァレラをやっつけ、何体かのコットンをやっつけた。そしてレベルは3に上がり、“体力”の最大値は24に増え、『ハバネロ草』と『タッパー(3)』を手に入れていた。  『ハバネロ草』。説明文によると『火を吹く辛さ! 敵に投げつけても効果あり!』とのことだ。やはり草は投げても使えるらしい。  そしてこのタッパーは中に3つのアイテムを入れ保存できることがわかる。ひょっとしたら、僕の腰に固定されている袋のようなものは、入れられるものの個数に上限があるのかもしれない。いずれにせよ、今の僕には必要なかった。そのまま袋のようなものに入れておくことにする。  行くか? 行くしかないだろう。僕は小さく心を決め、下り階段を進んでいった。  地下2階。  僕の両手は空いている。  下りた先はやはり教室大の部屋だった。幸先の良いことに、防具のようなものが落ちていることがわかる。近くにモンスターの姿もなく、僕はすぐにその防具のようなものに辿りつけた。  拾い上げて装備する。 『ケイタはタングステンシールドを装備した!』  そんな感じだ。  タングステンの盾ということだろうか。聞いたことのない名称だ。説明文を読むと、どうやら材質名であることがわかった。金属の種類のひとつなのだろう。 『タングステンは重くて硬い! 加工するのがとっても大変!』     
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