第1章

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 私の姿を見つけた桃に声を掛けらる。 「もしかして、寝坊したの?」  藤花が仲間を見付けたと言わんばかりにニヤリと笑って言った。 「いや、そうじゃなくて……」  そう言いかけて、私は口をつぐむ。なんとなく、センパイとの勉強会のことは内緒にしておきたいと思った。
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