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そうして
ポカンとしてしまった僕に、「チッ!」とまさかの舌打ちをされた一ノ瀬会長は
明らかに蔑んだ目で僕を一瞥した後、長い足を美しく動かして生徒会室の出入り口ドアに向かい
カチリと鍵を掛けてから、また僕のそばに戻って来られました。
そして、これまで見たこともないとっても不機嫌で冷めた目で
僕をじーっと眺めたのです。
ど、どうしたんだろ。
僕、自覚しないうちになにか気に障ることしちゃったんでしょうか。
さっきからドキドキしていた鼓動が、違う意味でバクバク言い始めました。
はっ!
ここはひとつ、軽い感じで話しかけてみよう。
そう思って震える唇で
「僕の顔が小鹿ですか?小鹿って、そんな不思議な例え……」
初めて聞きましたよ!
ってフレンドリーに突っ込もうとしたのですが
恐ろしい悪魔のような顔をした一ノ瀬会長は無言のまま僕を押さえつけ
跪かせたのです。
そして、会長にツッコミを入れる言葉を発しようとしていた僕の口に
気が付けば会長のぶっといアレが突っ込まれていました。
「なりたくもねー会長にさせられて、挙句片腕になる副会長が
使えなさそうなイラつく小鹿な雑魚キャラかよ。
あー、イライラする。責任取れ。そして俺のストレスを解消しろ」
「むむむ……うぐッ…うんんんっ!」
そうして拒否ることも、返事すら返すことも許されないままに
僕の童貞な口の中は容赦なく一ノ瀬先輩に
好きなように陵辱されてしまったのでした。
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