新感覚すぎる小説

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 次はですね。シュウマの説得が失敗して、高畑は提案に応じるどころか、シュウマに肉体関係を迫るというシーンです。この部分、初めに読んだ時はギョッとしたんですが、一体何を書こうとしたんですか? ーー高畑はこちらに体を預けると、オレの頬肉血付けをした。  怖すぎますよ。何ですか頬肉の血付けって? はい、平仮名に直すと「ほほにくちづけ」ですね。ああ、そうか!『頬に口づけ』ですか! これって、僕が気付けなかったのが悪いですかね? 確かに察しが良い方じゃないですけども……。ああ、まだ切らないでください! 次で最後にしますから、もう少し話をさせてください!  ええと、最後のページですね。内容は、高畑を駅前まで送って別れるシーンです。これも明らかに誤字ですよね。シュウマが突然、王公貴族になっちゃってます。 ーータクシーの車列が並ぶ事を横目で確認しつつ、高畑を降ろしてお妃にした。  結婚しちゃダメ! しかも妙に格式が高いじゃないですか! これはシュウマとミナコの物語なんですよ、唐突に高畑と結ばれないでください。まぁ、どう書きたかったのかは薄々分かりましたよ。『お妃』じゃなくて『置き去り』ですよね? 正解、じゃないですよ! ふざけてないで真面目に聞いてください!     
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