寒がりな君に

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ガサガサと耳障りな音が聞こえて、目を開ける 見慣れない天井が目に入りぐるりと周りを見渡した 白のカーテンでベットが仕切られているここは、保健室みたいだ ブレザーを脱いだ状態のワイシャツとネクタイの制服姿で横になっていたため少し肌寒い ゆっくりと起き上がり、カーテンを開けると保健室の先生が何やら作業をしていた 「あ、起きた?どう頭の調子は?」 「え?‥‥あぁ」 そういえば移動教室で校舎と校舎の間を歩いていて、いつもの偏頭痛が痛むなと感じていた時に勢いよく何かが頭に当たったなと思い出す
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