寒がりな君に

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「遊んでた男子生徒のボールが勢いよく当たったみたいよ。ここ最近テスト漬けだったから、あんまり寝てないんじゃないの?部活と両立大変だったでしょ」 「‥まぁ」 「よく帰って休んでね、迎え親御さん呼ぶ?」 「いや、大丈夫です」 「そう、ならすぐ帰った方がいいわね。このままだと電車雪でいつ止まってもおかしくなさそうだから」 そう言って窓の外に視線を移した先生は窓を開けて雪が降っている様子を見せてくれた 既にグランドに積もり始めていて、土は真っ白な雪の絨毯で覆われている
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