寒がりな君に

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吹雪き始めている雪を久しぶりに見たなと思いながら、 ベットの脇の椅子に置かれていたブレザーのジャケットを羽織る 「じゃ帰ります」 「ちょっと待った、これあげる」 ダンボールから取り出していたそれを受け取る どんだけあるんだと言いたくなるほど、複数に箱詰めされている 「実家から大量に送ってきたから、学校で配ろうと思って」 ダンボールを畳みながら話す先生に、さっきの音はこの音かと勝手に納得する
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