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「いや、別に」
この会話の中でそうだねとは流石に言いにくく、やんわりと否定する
「ほら、そんなことないじゃん!」
「お前に気遣ったんだよ、アホだな。お、着いた」
あっという間に学校の最寄り駅に着いた
その途端に男のクラスメイトはさっさと電車から出て行く
「何よ、もう!」
足早に出て行った相手に苛立ちを感じて立っている様子のクラスメイトに声をかける
「‥ねぇ、後でノートみせて」
「‥‥うん!あとで席まで持っていくね!」
ぱっと笑顔になった表情を受けかわしながら、電車を降りようとして彼女がいた場所をちらりと見る
もうそこには別の人が座っていた
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