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教室に戻ると凛太は嬉しそうにゲームをしていた。
「なぁ、DSがなくなってたらお前の仕業ってバレるんじゃないのか?」
「いいの!少しは見返したかったし!別れた事後悔させてやるんだから!」
「おーおー威勢がいいな!もう吹っ切れたのか?」
凛太はクスッと笑った。
「ん?…そうかも!」
「そっか!それは良かったな!」
「…だって...凛太の新しい発見があったから。」
真琴は凛太を見てニッコリと微笑んだ。
「ん?」
凛太は真琴に芽生えた新しい気持ちがわからずキョトンとした顔で真琴を見た。
「凛太が男だったってこと!凛太が私の中で新しく更新されたから!」
「は?産まれた時から男だぞ?」
「あはは!ま、次は私が女と思ってもらわなきゃ....。」
「よくわかんないけど、そんな事よりもうバスとっくに行っちゃったぞ。」
「え!?じゃあ歩いて帰るしかないじゃん!」
「安心しろ!俺がゲームのお礼に自転車の後ろに乗せてやるから。」
凛太はDSをカバンにしまった。
「え!?」
「じゃあ帰るぞ!」
「うん!」
そして二人は楽しそうに学校から飛び出した。
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