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「しんどいんなら泊まっていけば？」
慎介がそんな私を心配してくれたのか、そう言ってくれた。
本当に体が重くて、家に帰れるかわからなかったし、そもそも家に帰るのが面倒くさかったから慎介に甘えることにした私。
「じゃあ泊まってく…」
「その代わり明日の朝早く家帰れよ？
仕事だし」
「えー…車で送って」
「は？なんで俺がそんなこと…」
「お願い慎介…」
だって電車で家に帰るとなれば、始発かその辺になるかもしれない。
車の方が楽だし早いから、ここは引けなかった。
「お前って本当……」
「ダメ？」
「……っ、今度なんか奢れよ」
「やったー！奢るよ奢る！」
どうやら送ってくれるらしく、喜ぶ私。
そしてだんだん眠気がやってきたところで解散となり、みんな帰っていった。
残された私と慎介二人だけど、頭がぼーっとするのはかわらない。
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