日曜日の飲み会デーズ

お前がほしい

「水でも飲むか？」

私を心配してくれる慎介。
中身もいいから倍モテるんだよね。
今日は素直に甘えさせてもらおうと思い、頷くと慎介は立ち上がって水を持ってきてくれた。

「ほら、水」
「…飲めない」
「は？」
「ストローとか、吸うやつない？」

手を伸ばすのも厳しくて、お願いする。
というか面倒くさいだけなのだけど。

「バカか。
そんなものねぇよ」
「えー…じゃあ口移しでいいや」
「は？」

さすがの慎介も、今の言葉には驚いたらしく目を見開いた。
その反応がなんだか面白くて、重い体を私は起こして慎介と向き合う形にする。