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薄暗く静まり返った森の奥。俺はユニコーンを探していた。やっぱパートナーにするなら美しい魔獣がいいよな、と思いながらもこの森に通い続けてもう三週間もたつ。やっぱり15歳が独りでユニコーン探すなんて無理があったかなぁ?と、そんな事を考えながらため息をつき、とぼとぼ歩く。
そうして歩いていると茂みからガサリ、と物音が聞こえた。これはもしかして!
はやる心をおさえて足音を忍ばせながらゆっくりと音の元へむかった。わくわくしながら茂みをかき分け奥に進む。
何か動いてるな…草がじゃまでみえねぇ。…あーあ、なんだ。大きさ的にユニコーンじゃないな。もっと小さい。軽く手を広げたくらいのなにかだ。がっかりしながらもその物体に近くと俺は異変に気がついた。
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