王女の企み

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それにしても…この能力値… いや、綾乃が言ってくれたように俺は決してこの世界の住人と比べて低いわけではない。 この世界の何にも訓練していないやつらに比べると高いのだ。 「皆の者、今日はいろいろなことがあり、疲れたじゃろう。しばらくすると侍女が食事を持ってくるから食べるが良い。」 ヴェルが部屋を用意している。と言っていたから、メイドに案内された。そのメイドの耳が長かったから多分妖精(エルフ)であろう。エルフってどの話でもめちゃくちゃ可愛かったり美しかったりするけどそれが納得出来るほど綺麗で神秘的だった。 部屋の中は、とても豪華な装飾品が置かれた、豪華な部屋だった。さすがだなーと思いました。はい しばらく待っているとメイドが来た。このメイドは耳がケモ耳だから獣人(シアンスロープ)だろう。 食事を食べ終わると礼儀作法についていろいろ教えてもらった。特にもともとの世界と変わりはない様だ。 ほんの少し勉強しただけで、異世界一日目は終わった。 二日目からは、城で本格的な訓練が始まった。 「俺の名前はマルティーと言う。この城の騎士団団長だ。まあ、気軽にしてくれると嬉しい。まずここから好きな武具を取ってくれ。そのあと摸戯戦をしようと思う。」 皆が、思い思いに好きな武器を取っていく。てゆうかマルティーさんすっごくイケメンなんすけど。一番多いのが剣だったからそれを使うことにする。一応俺は職業剣士だからな。 「皆の者、武具は取れたか?ならば始めるぞ。」 皆が次々とペアを組んで摸戯戦を行っていく。おれもだれか組んでくれないかと思いうろうろするが誰も声をかけてくれない。 周りの目線が痛いですぅーあれ?目から汗が… 俺みたいな雑魚とやっても意味がないというのか。そんなことを考えながらショボン(´・ω・`)としていると真一が来てくれた。 摸戯戦のルールは簡単でどちらかが三回攻撃を当てたら勝敗が決定。だとか。 「よし行くぞ。いいな。」 「ああ、もちろん。」 「ウオオオオオオオオオオオオオオ(ノ・ω・)ノオオオォォォー」 ッ?!すごく早い。どうゆうことだ? 真一が真上から剣を振りかぶる。俺はかろうじて盾で受け止めた。衝撃がその まま腕にきて痛いが、我慢する。そして下段から反撃するが、盾に受け止めら れた。 そのまま押し倒され、三回攻撃を当てられてしまった。明らかにステータス負けだ。 ランダムステのうえステ依存なこの世界なんて嫌いだッ
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