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――ガチャガチャ
「おい、扉が開かねーぞ。どーなってんだよ。立て付けが悪くなったのか?」
「やばいこのままじゃ、コミケに遅れる。せっかくいけるのにー?」
その時、急に床が光った。と、同時に地面が揺れた。
「……おいっ!扉が開かねーぞ。外に出られない!」
「キャーー!死にたくないー」
(…どういう事だ?とりあえずなんかやばい気がするぞ)
最初よりもより一層光が強くなり、目の前が真っ白の状態になる。
そしてどんどん、水の中に沈んでいくように意識が遠のいていった。
次に目が覚めるとそこは、とても豪華なお城(?)みたいなところに倒れていた。周りには、クラスメイトもまだ倒れている。
奥の床には豪華な絨毯が敷かれており、自分たちが倒れている下には魔法陣が書かれていた。そして魔法陣の周りにはたくさんのローブを着込んだ老若男女がいた。
そして、奥にある台座には、王様のように着飾った男性と見目麗しい可憐な女
性(ちな、俺のタイプではない)がいた。
「せ、成功しただと……」
「ついに…なのね……」
「ああ……これだ我が国は救われる。アルフォンスの苦労も救われたということだ。」
「ハッ、わたくしには、もったいないお言葉。」
「よくぞ来てくれたな、勇者たちよ、我は、第25代オーギュスト家当主ドゥ・ラカーユ=レリア・ポアンカレ・ヴェル である!すまぬがそなた逹に願いがある。」
は?えっなにコレ?ドッキリ?それにしては、手、込みすぎじゃね。てことは
誘拐か?いやいや一瞬で光発生させて連れてきた?ありえねー。
「召喚されし勇者よ!この世界を魔王から救って欲しい!」
あっはい、把握しましたワー。
ラノベとかで良くある異世界転生…じゃねーな。だって俺死んでない。異世界転移ってやつか。
それにしても召喚されし勇者。なぁ
チート能力GETだぜ!的な?
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